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20250705 滑岩(弁天岩)

[メンバー]
片山さやか(B3),石岡稜太郎(B1),岡田和樹(B1),鈴木大晟(B1),須田守陽(B1),福元蒼空(B1) (学年順,五十音順)

 はじめまして、学士課程一年の鈴木大晟と申します。滑岩(弁天岩)で行った岩登りについて報告いたします。

 今回の岩登りでは、我々新入部員が外の岩で実際に登ってみようということで、OBの方を講師としてお招きし、岩登りについて教わりました。この場を借りて、感謝申し上げます。

 さて、今回は電車とバスを乗り継いで、神奈川県厚木市の広沢寺から程近い滑岩(弁天岩)で岩登りを行いました。行きは、伊勢原駅まで電車で駅前のバスを用いて近くのバス停まで向かいました。帰りは、OBの方が車で途中まで送ってくださり、その後電車で帰りました。帰りまで至れり尽くせりで、OBの方の支援や協力があって山岳部が活動できるということを実感しました。

 個人的な話をさせてください。そんな中で、私は遅刻をしてしまいました。約1時間半遅刻してしまい、OBの方もいる中で、迷惑をかけてしまいました。この場を借りて、お詫び申し上げます。スマートフォンの乗換案内のWebサイトで到着時刻を7時にするところを出発時刻を7時としてしまい、ちょうど移動時間の分遅れてしまいました。支度も含めて、5時に起きれば良いことがわかり、早起きだなと、何も疑うことなく信じ込んでしまいました。私の確認不足でした。幸い、共同装備は持ち帰っていなかったため、その点ではたまたま問題ありませんでしたが、共同装備を持ち帰る際には遅れたら、特に迷惑をかけてしまうということも先輩から注意を受けました。二度同じ誤りを繰り返すことのないように、今後は前日までに、ただ単に自分の集合場所までの経路を確認するだけではなく、計画書の行程表も参照して、誤っていないかなどをよく確認します。

 岩登りの内容としては、トップロープクライミング、リードクライミング、懸垂下降を行いました。

 トップロープクライミングについては、今まで昭島での室内クライミングでも何度も行ってきましたが、基本的なことを教わりながら岩登りに取り組みました。ロープにおけるエイトノットの作り方や、ハーネスと接続する際のロープの通し方については、毎回やってきたけれども、一定のやり方があるわけではなく、その場その場で通す場所などが異なっていたことに気付かされました。それを受けて、自分のやりやすい方法を確立するために、完成形が綺麗になる結び方を改めて教わりました。また、本当は今まで我々が習った方法が正しいのだけれども、実際にはまた別のやり方があるというようなお話も聞きました。室内クライミングでは、色のついたホールドが目印となり、進路の見通しが立てやすかったですが、外岩では、進路が自由な反面、どのような進路で登れば良いか考えながら登らなければいけないという点で、難しかったです。そんな中でも、みんな特段落ちることもなく、様々なルートで登ることができました。自分なんかは一歩登って、考えての繰り返しで一つずつ着実に登っていきましたが、同級生の中ではスイスイ登っていく方もおり、驚かされたのと同時に、どうやっているのか気になりました。日々の練習の賜物だと思いますが、登る前に指を指しながら登り方をイメージしているような仕草も見受けられました。私も次からは、安全にということは勿論のこと、スピードも意識して行きたいと思います。

20250705 滑岩(弁天岩)_e0009437_03160116.jpg

 リードクライミングについても、今まで昭島での室内クライミングでも何度も行ってきましたが、いつもの一連の流れに加えて、終了点での操作も新たに教わりました。セルフビレイをしてから、下る際に必要なロープの施し方と、登る際に必要だったロープを外すことを習ってすぐ実践したのですが、思ったよりも時間がかかりました。登り始めの地点から1つ目のプロテクションまでの距離が近くなく、非常に緊張しました。慎重に登らないとと思っていた矢先、足をどこにおいたら良いのだろうと止まってしまうこともありました。しかし、手に比べて足は小さな突起でもしっかり支えることができるという感覚があり、以外だったのですが、その感覚を掴んでからは、順調に登ることができました。また、岩の割れ目の部分でフットジャムを実践することができ、予習で学んだ通りのことができた点は自分を評価したいと思います。ビレイヤーの立場では、足場の確認の重要性を実感しました。当然、外岩なので足場はゴツゴツしており、なおかつ荷物なども置かれています。踏ん張ろうとしたり、少し移動してビレイをしようと思ってもできないところもあるので、事前に足場の状態をよく確認するべきだと感じました。今後の課題としては、声掛けがきちんとできていない場面もいくつかありました。リードクライミングはトップロープクライミングと比べて声掛けの種類・数も多くなるので、ビレイヤーと息を合わせるためにもクライマーの声掛けは重要だと肝に銘じておきます。特に、近くに川や滝などがあって音がする場合には、室内では聞こえても、その場では聞こえないということもあるので、はっきり大きな声を出す必要があるというご指摘もいただきました。

20250705 滑岩(弁天岩)_e0009437_03192095.jpg

 懸垂下降については、初めての経験でした。懸垂下降は、高所からロープを用いて安全に下る技術の一つです。これは、正しくやれば便利で画期的なものですが、実際には懸垂下降の最中に起こる死亡事故は山岳関係で起こるものの中で多い方であり、危険と隣合わせであるというお話がありました。確かに、実際に下る際には、今までのクライミングの中で最も怖いものの一つでした。基本はロープと確保器を使って滑車の要領で下っていくのですが、安全のためにセルフビレイとバックアップという2つの対策をする必要があることを知り、実践しました。その中では、安全のためには、なぜ、ここはこのような操作をする必要があるかという原理を知った上で実践することが重要であるということを講師の方が仰っていました。原理を知っているから、ここは特に念入りにやらなければならないということがわかったり、スリングなどの材質の違いによっていくつか種類がある装備の使い分けがわかったり、初心者は我流に走っては決していけませんが、かなり上級者になれば、もっと上手いやり方や自分にあったやり方を実践したりすることができます。また、エイト環を用いた方法もあるということも知りました。OBの方曰く、学生棟や部室棟の柱を支柱として、懸垂下降の練習ができるらしいので、機会を設けて、今度練習してみようと思いました。また、懸垂下降は特に必要な道具が多い印象があります。環付きカラビナが複数必要であったり、スリングやヌンチャクも必須です。そういった装備は今後も使うので、自分で購入することも検討しようと思いました。

20250705 滑岩(弁天岩)_e0009437_03212749.jpg
 岩登りそのものではありませんが、ヒルの多さにも驚きました。そこら中にヒルがいて、ヒルに噛まれてしまった方も何人もいました。服の上から噛まれて出血してしまったという事例もあり、驚きました。私は幸い、噛まれることはありませんでしたが、その要因の一つに、ズボンの末端を登山用の長めの靴下の中に入れていたことが挙げられると考えています。色々と工夫をして、対策をするべきだなと改めて感じました。また、ヒルを無理矢理剥がすのは良くないので、剥がしやすくするための塩が近くに置いてありました。ヒルを剥がすためには塩を振りかけるのが良いとのことです。この塩のように、この界隈では、その場その場にみんなが使えるようなものが敢えて残してあり、みんなで使っていき、みんなも寄付できるものは寄付していこうという文化があるそうです。そう考えると、我々が使っているボルトも、当然ながら最初に付けた人のお陰で使えているわけですから、ありがたいなという気持ちと同時に、すごいなという畏敬の念でいっぱいです。みんなで支え合っている文化の一端を知ることができて、人々の温かみを感じました。

 最後に、今回の岩登りを振り返って、各自良かったところ、改善するべきところが見つかったと思います。良かったところは継続し、改善するべきところは、昭島での当面の目標として、さらなる成長のために練習します。個人的には、やはり、原理と声掛けが重要だと思うので、そのあたりも念頭に置いて練習するつもりです。恵まれた環境に感謝しつつ、これからも楽しく山や岩に登っていきたいです。OBの方の中には、主に沢登りをするという方もいらっしゃり、個人的にすごく興味があるので、沢登りにも挑戦していきたいと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

by tmualpine | 2025-07-14 08:39
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