20231225~27谷川岳縦走【撤退】 |
メンバー:(2年)渡辺光琉 ルート:土樽駅→平標山→谷川岳→七ツ石小屋→笠ヶ岳→土合駅(40キロ) 渡辺です。クリスマスにソロで谷川の縦走を企てておりましたが、見事に跳ね返されてきたので反省点を備忘録として書いて行こうかと思います。 満月の下の稜線歩きたかった! 1日目、11時登山口出発。この日に平標山まで行く予定だったが、ノートーレースでのラッセルで半分も進めず群馬大ヒュッテから橋を渡り少し進んだところでビバーク。 初日から苦しめられたラッセルだがだワカンが意味を成していなかったように思う。 ワカンを履いても、ツボ足と変わらない深さまで沈んだ。途中までワカンで進んだが、雪ダンゴが煩わしく、どうせ沈むなら軽快に動けるツボ足にと変えてみたが正解だった。雪ダンゴ対策で、ワカンのテープにビニールテープを貼るのはどうだろうか。 それと、今回の雪の状況ではスノーシューを選ぶべきだった。 夕飯はカリカリにしたひき肉を使った北大式のペミカンを使いシチューにした。これは成功だった。今回は初めてラードを使ってみたが全然気にならない。バターより安いし次回からはこれでいこう。 2日目、6時出発。昨日以上の深雪で、常に膝ラッセル、所により腰まで埋まりながら進む。16時ごろまで歩き続けたが尾根に取り付き200mほどしか登れずビバーク。 この日は完全にラッセルの経験不足が顕著に表れたと思う。ルーファイに何度も地図を見て止まってる時間が多かったし、単純に疲れて止まっている時間が多かった。藪も多く落とし穴に何度も嵌りどうしたものかと。 途中崖の横断、沢の横断があったがここでもかなり時間がかかった。崖は単純に、登るのがキッツい。藪やら木が邪魔して真っすぐ登れないし、雪は滑って土が出てくる。ピッケルが効くのはいいが、足がズルズル滑って登りにくい。アイゼンを出すべきだったのだろうか。 沢の横断はかなり気を使った。落ちたら、低体温症で一向の終わりとかなり慎重になっていた。だが、いろいろと慎重になりすぎて著しくスピードが低下敷いていたのが全体の反省点だ。ソロだったし、慎重に行くことは良いことだが過剰だった。 尾根の登りはひたすらピッケルで雪を払い、一歩ずつ登って行った。夏山だったら5歩10歩と登る時間をかけてようやく1歩進む。なるほど、道理で時間がかかるわけだ。ラッセル時にシャベルを使うと聞いたことがあるが、どの方法が一番効率がいいのだろうか。 1日目から行けて万太郎山周回、平標山のピストンかなと思っていたが、沢を渡った時点で15時。せめて平標山までは今回の山行で行きたいと思い、17時まで尾根を上がる。それでも全然進めず山を照らす光がだんだんと消えていく。流石にもうやめようとテントを立てられる場所を急いで作る。 時間的、精神的余裕がなかったためであろう、作ったテント場は粗末なものでテントの中で一息ついたときに床が崩れた。またテントの外に出て、今度はしっかりと踏み込んで基礎を固めた。 3日目、風がビュンビュンと夜うるさかったが、風はやんでいた。雪が夜から降り続けておりトレースが完全になくなることにおそれ撤退。 朝起きると雪が降っていた。自分を納得させる理由ができたのだろう。このまま進んで雪も強くなったらトレースが完全になくなって予定日までに帰れなくなったらマズイ。さっさと帰る準備をし、登ってきたトレースを尻セードで滑り降りる。下りは何とあっという間に進める。昨日一昨日と自分が付けてきたトレースをたどり一気に戻る。すると2、3時間ほどで1日目のビバーク地点に到着。帰ってこれた喜びと、あっけなさを同時に感じた。これがノートレースの雪山か。。。 今回の山行は悔しさと、自分の未熟さをよく感じることができた。 しかし、2日目の尾根で見たあの景色が忘れられない。真っ白な稜線が夕日に燃え、空は青からオレンジ、紫へと変わりゆき深い藍色へ。そして静かに浮かぶ大きな満月。今回の山行のサブでの目標が満月の稜線を歩くことだった。山岳小説、孤高の人でずっと夢見ていたことだったがあれを目の前で見せられては、リベンジするほかない。 結果的に撤退することになったが、今回の山行でかなりの改善点が自分の中で見つかった。 この悔しさは今シーズン必ず晴らさまじ!
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by tmualpine
| 2023-12-28 22:44
| 縦走
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