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山岳部では縦走・クライミング・沢登り・雪山など四季を通じて様々な活動をしています。
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Squamish Climbing Trip 〜後半〜

Squamish + Skaha bluffs
メンバー:王鞍(B4)、友人

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むっちゃこっち見てくるリス

これ、前半よりかなり長いです。覚悟してください。
写真いっぱい載せるので勘弁してください。

さて、ここまでは通り雨はあっても乾きが早い岩場もあり、意外と登れてきたのだが、9日目にして本格的に降り始めた。向こう数日はずっと雨予報なのでこのタイミングでBritish Columbia州(BC)に住む知人のお宅にお邪魔することにした。

Squamishから99号線を北に1時間半ほど車を走らせ、Whistlerを越えてファーストネーションの村を抜けると山の中に大きな家が現れた。家主のお2人がめちゃくちゃ面白く、しかもホスピタリティが半端じゃない。カヤッカーでテレマークもするので、豪華な食事と共に色んな冒険の話を聞かせてくれた。かなり影響を受けた気がする。
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お寿司まで握ってくださいました!
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そして夜は薪風呂。ああ、最高に幸せ。

14日も雨なので近くの山でハイキング。
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なんと1時間登っただけで氷河が現れる。日本ではあり得ない光景。感動。ちなみにこの水の色は氷河が削った岩などの粒子(シルト)によるものらしい。
それでも温暖化の影響で氷河は徐々に減っていて、テレマークツアーなんかでは今まで安全だったエリアにクレバスが出来ていて命がけだという。
これからスキーを始めたい人に良いニュースはないのかしら。

その後Whistlerでトポを買い、次の朝に比較的雨の少ないPentictonのSkaha Bluffsへ移動する。
3日間本当にお世話になりました!!
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Day11(9/15)
Skaha Bluffsまでは車で東にさらに5時間ほど。この日は遅くに着いて車中泊。

Day12
今日はこっちも雨。トポ片手に岩場を回ってやりたいルートを絞る。
Skaha BluffsはSquamishのような綺麗なクラックは少ないが、スポートルートがめちゃめちゃある。岩場自体小川山の倍くらいあるのに街から近く、駐車場からもすぐなので非常にアクセスが良い。こりゃクライミングがメジャーになるわけですね。
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こっちはリスの代わりに鹿がたくさん。

Day13
久々のクライミング日和。
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Squamishの密林の感じとは打って変わって荒涼とした風景。さくっとトポを読んだ限りではここらは巨大な断層地形で、奥に見える湖の向こう(西)側は火山岩や堆積岩、こちら(東)側は変成岩らしく基本的にクライミングエリアはこちら側にしかない。ちなみに岩質は片麻岩(gneiss)といい、花崗岩の一種(?)らしい。まぁ詳しいことはよく分からないけど、縞状の岩なのでカチルートが多め。シーズンは春先だが、この時期もたくさん地元クライマーがいた。
Diamondbackエリアで アップで10a、10c 2本、11a。
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2人とも全てOS/FLでノッてきたのでGreat White Wallの35mの長く被ったカッコいいライン、Wings of Desire 11c にトライする。
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私、RP出来ず。ゆいちゃんはFL。
悔しい。今トリップで一番悔しい。やっぱり長くて疲れる系のルートが苦手なのを克服しないと。
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降りてきてしばらく落ち込んでるところを撮られる。でもいい写真。

日が沈む直前にザ・フェイスの10aでダウン。
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これもいい写真。

今夜は街から車で20分くらい山を登ったLost Mooseというキャンプ場に泊まる。焚火OK、綺麗なhot showerにWiFiも完備で快適だった。最近出来たところでトポには載っていないが家族経営の緩くてめちゃいい所。4人まで1サイトあたり30ドル/dayなので3,4人で行けばかなり安い。オススメです。
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今回初の焚火で湿ったマットと靴を乾かす。
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カナダ人のソウルフードだという焼きマシュマロのクッキーサンド。ヨーロッパでもみんなやってたけど。

とにかく最高。おやすみ、みんな。

Day14
午後から雨予報なので午前中だけ登ってSquamishに帰ることに。
昨日の疲れが残っているが時間がないので朝一から気になっていた11aと11b。どちらもテクニカルなフェイスの五つ星課題。
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筋肉痛にも関わらずOS、FLで調子が上がり、Doctors' Wallの11cもFL。そのままの勢いで11dに繋げるが、ルート取りをミスしパンプ。そして雨が降ってきた。でも次は落とせる自信がある。昨日の悔しさが力になった気がする。

満足感と共にSkahaを後にする。もし次来ることがあったらWhere's the beach? 12aをやりたい。Squamishには絶対また来るから多分ここにも来るかなー。

そして夜にSquamish到着。嵐やん...。

Day15
嵐の後。日差し強く暑い。
Smoke bluffsで乾いてそうな5.9を見つけてアップ。
ランナウト。濡れてる。悪い。暑い。。
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色々ギリギリで吐きそうになりながらトップアウト。マジで疲れたこれ。

そのあと前に感触の良かったYorkshire Gripper 11bに再トライ。ゆいちゃん見事RP。
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ほんと強いわこの子。

流れに乗って俺も、と思ったが全然だめ。力も入らなければ頭も回らない。ここ数日の疲れが溜まっているのを感じてこの日はレストにすることにする。でもやっぱ悔しいなぁ。

そのあとゆいちゃんがCrime of Century 11cにトライするもリーチ課題で苦戦。めちゃむずそうだった。

それからフィンガーの短い11aをやる。ゆいちゃんOS。
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うずうずして俺も取り付く。するとどこからともなくファンキー爺さんがやってきてスポットの体勢に入りめっちゃ応援してくる。「落ちても大丈夫だ!オレが受け止めてやる!突っ込め!!」
背中を押される形でFL。素敵な出会いだった。そもそもそんな難しくなかったけど。

日暮れにキャンプ場のすぐ裏にある10cの五つ星クラックをゆいちゃんが登って終了。ちょい濡れらしいから俺はやめといた。レスト日だからね。
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やっぱ暮れに登ると映えるな。

次の日が最後の終日晴れになるかもしれないということで今トリップもう一つの目玉、The Grand Wall 11a 7pをApron Strings 10b 2pと繋げて計9pのトライを明日に定める。
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満を持してのこれ。Yvonの真似。
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膝破けすぎ。
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Grand Wallのトポ。

Day16
4時に起きるも、うんこが出るのを待ち結局7時ごろ出発。
Grand WallはChiefのど真ん中を登るめちゃめちゃかっこいいライン。イーメジはYosemiteで言えばThe Noseみたいな感じ。グレードは全然簡単だけど。
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Apron Strings 取付き。あれ?壁、濡れてない、、、?
まぁとりあえず登る。出だしは長いレイバックの10b。じゃんけんで勝ったゆいちゃんリードで、「濡れてる〜」とか言いながら抜ける。
まぁフォローだし余裕っしょ。
あれ、悪い。しかも核心のフィンガーレイバック濡れとる。初っ端で落ちる訳にはいかないのでなんとか気合いで抜けたものの体感は11a以上。1p目にしてめちゃ疲れた。余裕がなくてナッツを落とす始末。
それでも2p目は快適な10aのクラックで精神回復。わしリード。

さて、Grand Wall の取り付きに着いたは良いものの、上は完全に濡れてる。60mシングル一本で途中撤退も際どいので、苦笑いしながらやめよっか、なんて話をしていたらスイス人チームがやってきてさっさと登り始めた。彼らも60m一本。勇気付けられてギリギリ撤退できるとこまで行ってみようということになった。

1,2pはランナウトのスラブに水が流れているが、5.8と5.9なのでシビれつつもパス。
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次の10bのトラバースも湿っていたが特に難しくはなかった。ここを抜けるとA0のブランクセクションがある。予想以上にボルト間隔があり、A0のやり方もよくわからず苦戦した。リーチないとキツい。

そしてこの4p目がGrand Wallを人気たらしめるキレイなハンドクラックの"Split Pillar"。
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グレードこそ10bだが、なんと40mもある。俺リード。幸いクラックは乾いていてハンドバチ効き。かなり時間をかけて最後のチムニーを抜けた時にはもうゼーゼー。この辺りから霧が出始める。ゆいちゃんもザックが邪魔そうだったが特に問題なくフォロー。
さて、次が核心ピッチの一つ、The Sword 11a。後半セクションはボルトラダーA0でリーチ必須なので再び俺リード。核心はフィンガーのレイバックから小リッジへの乗越だが、ピンポイントで水が滴っている。ここで今日初フォールを喫する。その後何度かトライするがびしゃびしゃで越えられない。追い討ちをかけるように雨が降ってきた。
ついに敗退を決意。核心手前は難しくないのでカムを回収しながらクライムダウンし、ビレイ点まで。Split Pillarはとりあえずゆいちゃんをローワーダウンさせるとなんとか懸垂で届きそう。パツパツで降りられた。A0手前のアンカーまでもう一度懸垂し、ルートを探る。
懸垂かクライムダウン(トラバース)か。トラバースしてきたので懸垂で降りれるとしたら1p目のアンカーだが、スウィングする必要がありロープを垂らしてみても届くかどうか確信は持てない。
かなり微妙なところだったが一か八かロープ末端まで懸垂し、左に向けて走るが届かない。
勢いが足りないため、The Noseの King Swingさながら、限界まで右に走り振り子の要領で左に駆ける。た、楽しい!
あと数メートルというところで止まり、雨の降りしきる中びしょ濡れのスラブを気合のトラバースでなんとかアンカーを掴んだ。伸びきったロープからさらに全力で左手を伸ばしてちょうどアンカーに届いたことになる。まさに試されているかのようだ。興奮した。

なんやかんやで取り付きに辿り着いた時には2人とも濡れ鼠の満身創痍。それでも謎の充実感。
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ちなみに天気予報、昨日のやつ見てやした。
スイスチームは上まで抜けたらしい。めちゃ強そうだったもんなあ。

泥だらけのままSunny Chibasでメキシカンを食べて寝た。

Day17
昨日の雨でそこそこ濡れてるのでSmoke bluffsを散歩。気になったSplit Beaver 10bを触る。フィストから徐々に広くなるオフィズスの五つ星課題。初リービテーションした。落とせなかったけどやっぱワイド楽しい。
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しかしフィストがうまく決められんなぁ。またリベンジします。

その後Penny laneエリアのPartners in Crime 11aやClimb and Punishment 10dをしっかり落としてキャンプ場近くのA Pitch in Time 10bをやる。フィストサイズのパワフル課題でちょっと苦戦した。
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Partners in Crime。個人的にベストルートの一つ。

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A Pitch in Time。小川山っぽい。

美味いビールで締める。
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Day18
Squamishも残すところあと3日になったが、予報では登れるのは今日が最後。

ずっと気になっていたMurrin Parkという、Chiefから10分ほど南にドライブしたところにある岩場へ。5.11〜13のスポートルートがたくさんあるPetrifying WallでNo Name Road 11bをトライ。若干湿気っているが長くてテクニカルな面白いルートだった。ちゃっかりFL。
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この後トラッドメインエリアに移動するつもりだったが、歩くのも億劫なくらい疲れていることに気がついた。最終日だというのに午前中で燃え尽きてしまった。
仕方がないので一昨日落としたナッツを回収してSquamishでのクライミングは終了。

多分もっと上手くレストを取ればGrand Wallも登れたんだろうけど、全力で楽しんだから満点。次回は必ず上まで行くで。

夜は知人のバースデーパーティに招かれたので美味しい料理をたらふく食べて寝た。ベテランクライマーがたくさんいて楽しかった。

Day19,20
ラスト2日間はずっと雨なのでブリュワリーやらUBCの博物館やらを巡る。
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ここのビールおすすめ。

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UBCにて進撃の巨人。

パスタとかマシュマロとか余った食材をキャンプ場にいたヒッピーみたいなあんちゃんにあげたらめっちゃ喜んでくれた。7月からここにいるらしい。やっぱり大麻吸ってた。

2人ともSkahaのキャンプ場から1週間くらいシャワー浴びてない身体のまま飛行機に乗って帰国。

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さようならSquamish。また来ます。

○まとめ
今回のトリップを一言で言うなら、めちゃくちゃ楽しかった。Chiefのすぐ脇を流れる川に野生の鮭が泳いでいたり、今にも朽ちかけたトーテムポールが現れそうな森だったり、そういうBCの自然や終了点からの景色に感動しまくりだった。
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ちょっと見づらいけど、こんなデカいのが普通に小川を泳いでるのを見るとちょっと言葉が出なくなる。涎は出る。こいつは多分カラフトマス。
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クマの真似をして鮭を待つがさすがに獲れない。食べたかった。。

ルート自体もかっこいいクラックや楽しい課題が無限にあって、多分生涯ここで登り続けても飽きない。しかも冬は近くにWhistlerがある上、ここら一帯いくらでもテレマークで縦走できるらしい。寿司職人にでもなってこっち暮らそうかなぁ。

それからこっちの人はみんな本当に良い人ばっかだった。クライマーの社会的認知度も高く、日本みたいになんとなく肩身が狭いなんてことはない。5.11くらい登れなきゃ海外に登り行っちゃいかんみたいに言ってる人がいたけど、5.8の五つ星マルチとかもあるのでこっち来て初リードとかでも全然アリ。きっとクライミング好きになると思う。

ちなみに知人宅にお泊まりした意外はキャンプか車中泊。SquamishではStawamus Chief Provincial Parkのキャンプ場にずっといた。1人1泊10ドル。もちろんちゃんと半分くらい払いました。シャワーは浴びなくても日本みたいにベトベトしないので特に気にならない。食事は雨の日(レスト日)以外は基本的に朝:シリアルorオートミール、昼:クリフバー、夜:カレーorパスタorシチュー。ほぼ同じもんばっか食ってた。
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日本のカレールーはすげえよやっぱ。

荷物いっぱいあったのと結構移動するので全日レンタカーを借りた。財布へのダメージ大だが仕方なし。食べ物とかテント置いとくと熊にやられるらしいよ。
クラッシュパッドは持ってったが結局ボルダーはやらず俺のベッドとして活躍。カムは合わせてフルで3セットくらい。C4の#6は使わず。ワイドはそこまで多くない。

結局全部でかかった費用は航空券も合わせて20万弱くらいだった。金銭感覚狂って外食とか結構贅沢した割には悪くないかな。みんな来ればよかったのに〜。

今回は特にパートナーの大事さに気づいた。自分と同じくらいか少し強いくらいの人と登るとお互いに刺激になるしマルチなんかも楽しい。ポジティブマインドも大切。約3週間全くストレスなかったのは中々すごい。感謝です。


さて、書きすぎたのでそろそろ終わりにします。前半よりはるかにボリュームが出てしまった。ここまで読む人は果たして現れるのか。。

サービスショットにBCで最もバイオマスの大きいらしいナメクジと大木。
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お付き合いありがとうございました。


by tmualpine | 2019-09-27 21:47 | 海外
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