180816-18 鈴鹿山脈 |
日程:18/08/16~/18 メンバー:B2 佐々木 (記) 連日テント内で暇だったので1人で反省会を開いていました。このブログはその日記です。 そもそもなぜ三重県まで行って山に登るの?という話だが、これには10年という積年の思いがあった。10年積もらせたとは言えど単純な話で、『幻狼神異記』という好きな児童小説の舞台が鈴鹿山脈だったというだけ。 小説自体は狼憑きの少年が主人公の和風ファンタジー。めちゃくちゃ好きなんでリンク貼っときます。 一生に一度は鈴鹿山脈に登ってみたいと思っていた矢先、今年から長女が三重で働くことに。こりゃ行くっきゃない!!!!!てなわけで念願の鈴鹿です。 調べてみたら、かつて国体の競技地になった時に山脈の中から7つを拾ってセブンマウンテンとしたそうな。今は見たところトレランで来る人が多いような。人気の縦走路というわけでもないので道がわかりづらいと。あとヒルが出る。前情報はこんなものか。 16日 0700 始発電車で1時間ほど揺られて西藤原駅へ。駅舎が可愛い。 0730 大貝戸登山口 登山口にある神社「神武神社」。先程紹介した『幻狼』には記紀が深く関わるので、テンション爆上がり。気分は聖地巡礼。 それはともかく歩き始めると、まあ生き物の多いこと。セミ、カエル、ムカデ、アブ、トカゲ、ハチ、大ミミズ、トンボ、ヘビ、これらは刺激しない限り無害だからいいけど、ヒルお前だけは許さないからな。警戒してたのにいつの間にか服の中に入ってきてお腹を4箇所も噛みやがった死ね。 0930 藤原岳 避難小屋から藤原岳までの間に突如、「キャー」ガサガサ「キャー」。音の方を見ると鹿の群れがこちらを威嚇している。もし私が猟銃での狩りの最中であったら絶対に外せない距離。離れてもしばらく威嚇された。「キャー」 山頂はあまりの濃霧だったため「素材じゃん」と言って撮った1枚。 ここからめちゃくちゃ苦戦した。倒木と崩落の跡と雨の相性が最悪。滑ったら一度ブレーキが効かない。こっわ。体力が削られて行くと同時に思考力と判断力も低下する。けもの道も混ざってどれが正しい縦走路かはテープと案内板だけが教えてくれる。それが瞬時に見つからない。 1140 多志田峠 ここまでのロスが結構痛いのに思った以上に時間を巻けない。道が沢山あるように見えるのに多分殆どがけもの道。これを行くと山深くに入ってしまい厄介になるから絶対に避けたい。 こんなわかりづらくて歩きづらいところをトレランする人感心する。縦走すらもう勘弁。 1240 治田峠 時間も厳しいし雨で景色も期待できないので、銚子岳と静ヶ岳は巻く。 1510 竜ヶ岳 ここの野っぱらみたいな景色を楽しみにしてたのに何も見えない。悲しい。 これなんだと思う? 竜ヶ岳からの景色。 風が強くて寒いから早々に撤退。石榑峠までの下山ルートは見やすくて歩きやすい!と思っていたら、重ね岩の直後にルートを見失う。 嘘だろこれ絶対違うけどお菓子のゴミとか落ちてるから人が通ったのかもいや落ち着け一旦戻ろう。戻ったらやっぱり別に道があった。助かった。 1630 石榑峠 やっと着いた!! テントを張っていたら、景色を見ながらタバコを吸うために峠まで車で来たというおじさんが手伝ってくれた。ありがとうございました。時間の使い方が贅沢だと思ったけどお互い様か。 ガスを持ってこなかったので冷えた限界飯。1食目はこちら。 重いのが難点。ごちそうさま。 食後にこれを書いていたら、風が強くなって雨までも。去年の北合宿を彷彿とさせる。最悪。明日起きてフライが飛んでいってたらごめんなさい。そして、おやすみなさい。 17日 0500 起床 をしようとしたけど風が強くてまだ太陽が昇らず気温が低い。前日の自分のペースを考えると、根ノ平峠と雨乞岳の往復を諦めて余裕を持って行った方が楽しめると思ったので、二度寝を決め込む。 0600 起床(今度こそ) そういえば、フライは吹き飛ばされず無事だった。よかった。 限界飯2食目。コーンと見紛うほどの揚げ玉の量。 0700 出発 昨日と打って変わって今日は風は強いが晴天で乾燥している。こんな感じで、明るくてドライな人間になりたいと思う(何の話?)。 ここはイングリッシュガーデンかな?? 0830 三池岳 道が一本で歩きやすかったのかコースタイムを30分ほど巻けた。久々に鼻歌が出た。 0845 八風峠 いい感じの峠。神社か寺か迷って柏手を打たずにお参りしたけど、鳥居があるから神社だね。 0900 中峠 ずーっと稜線を降りたり登ったり、登ったり降りたりしてる道がメルヘンチックじゃない?桃太郎よりも白雪姫の舞台っぽい。と、内面ではしゃぐ。 ちなみに私はD作品ならラプンツェルのTVシリーズが好きです。ぜひ。 1000 釈ヶ岳 おしゃべりなおばさんとしばらくおしゃべりするけど、そんなことより景色がいい。 ここから4時間で中峠、雨乞岳に行かない分、さらに2時間で御在所岳に行けることがわかり、それを目指すことに。 1100 羽鳥峰 空が青くても素材になる。 行く先を見ると可愛いものが! 見える? ほら!!可愛い!!!! 1150 中峠 ここら辺でずっと「理想的な登山とは何か」について考えてた。今回何度も鹿と遭遇して威嚇された。そう、通常人間は山には必要ないのではないか。山を生活の生業としている狩猟や林業ならまだしも、登山は完全に自己満足である。どんなに高い山でも行列を作って登ることは馬鹿げている。何も思考ぜずただ着いていくその時間を他に当てた方がいい。とかとか…… 1240 根ノ平峠 想像以上に根ノ平に早く着いてしまった。0530出発の計画で1230の到着を予定していたので、その差はわずか10分。雨乞岳までのピストンも可能な時間。だが、気分は御在所岳。そして、少しでも早く帰って湯の山温泉を堪能したい一心だったので御在所岳を選択。 1500 国見岳 伊勢湾が超綺麗に見える。 1540 山上公園 ここはどこだ。周囲には子連れカップル祖父母孫独り身……。高尾山に匹敵するほどのレジャー施設。 1600 御在所岳 いいもん、ここからの夜景は私が独り占めにするんだから!と、リフトとロープウェイの運転が終わるまでフラフラする。 1730にすべての営業が終了したのでテントを張って、限界飯の3食目はミートソースの残りとロールパン。 日が暮れるのを待ちながらこれを書いている。 寝落ちて2400頃、起きて夜景を見に行くと、いや〜圧巻だった。大山の比ではない。愛知も三重も滋賀も見渡せるのはここだけでは?特に三重側の伊勢湾岸沿いに夜景が連なっていて素敵。 写真は綺麗に撮れなかったけど、御在所リフト会社はこれを推すべきでは?? 18日 0500 起床 朝焼けもさぞ綺麗なんだろうと思っていたら雲がかかっていて期待ほどではない。 限界飯も尽きて朝はロールパン。 0600 出発 御岳大権現と池、言葉にしていいのか?爽やかな朝に似合わないほどめっちゃ怪しい。 銅鑼が風で揺れて干渉してる金属同士が擦れる音が不気味さを増している。 0640 武平峠 人とすれ違うことが多くなって、ちゃんとここにも人はいるんだなと思う。 0745 鎌ヶ岳 セブンマウンテンのうちの5山目、今山行で最後のセブン。 コースタイム6割で驚き!巻けると何が嬉しいって、時間を気にせず休憩できること。隣のおっさんは山頂でタバコを蒸してたので、対抗して私はさけるチーズを蒸す。 0830 雲母岳分岐 実は水不足が深刻で、御在所岳の自販機で買えたところ、買いに行く気力もなく、3日目は500mlのアクエリアスのみ。水分が足りないとこんなにも体力を削がれるのか、と実感する。いつまで経っても雲母岳につける気がしない。 しかも道は花崗岩(?)のザレ場。今までも割とこういう道があったんだけど写真は撮ってなかったよなと思って1枚。 また山の様子が変わって樹林帯。すれ違った方に「これシシのヌタバだよ」と教えてもらった。 鹿とは出会えても猪の気配はなかったのでやっといたという気持ち。 0940 雲母岳 やっと着いた……やっと。何も無いのでスルー。 今度は杉の人工林。最近、度重なる捻挫で足首が緩まって捻りやすいので下山も走れないのがストレス。しかも、テーピングをして固定するとかぶれるから困りもの。 水と下山のカウントダウンがしんどい。 1100 岳不動 車道だ~~。無事下山! アクアイグニスっていう温泉と食の複合施設(?)に来たけど、めっちゃ快適。リンク貼っときます。 ちょうど温泉から上がった時に、姉から「温泉入りたい」との連絡が。人をダメにするソファでダメになりながら日記を書いて待つ。1時間して姉と合流して2度目の風呂。最高。 これでおわり。 今回の収穫は、「人のいない山は楽しい」にまとまりそう。 けもの道と登山道との区別がつかなかったり、何度も鹿と遭遇して威嚇されたり…… どんなに高度な山でも人の足を辿るだけでは得られない経験がここではできるし、それが自分の好みに合っていた。東京近辺の山にもまだこういう場所があるのだろう。今年の残りはその研究かな?
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by tmualpine
| 2018-08-28 22:41
| 縦走
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