御岳ボルダー |
○2018.06.14(木) メンバー:王鞍(記)(3年)、橋本、大和田(2年) どうも王鞍です。 久しぶりの投稿になります。というのも約1年間スウェーデンのほうに出かけていたからなのですが、特に何をしていたというわけでもなく普段通り週に数回はジムや近くの岩で登っていたのでクライミング能力的には衰えてない(願わくば強くなっている)はずです。もちろん山にも登りたかったのですがなにぶん道具不足で中々思うようには行きませんでした。 さて、先日日本に帰ってきたので早速御岳に行って登ってきました。今回の目標はとりあえず日本で一番有名な1級であろう「忍者返し」を落とすこと。車で御岳に到着した時には梅雨にもかかわらず日が出ており、されど空気は涼しく最高のコンディション。しかも忍者返しの岩には珍しく先客もなく笑みが止まらない。 アップもそこそこに早速忍者返しに取り付く。まずは大和田の周さんがいかにも様子見という物腰で登り始めるが、前回まで苦戦していたらしき中間部の遠めの右手取りを難なく止める。まさかとは思ったがそのままトップアウト!この日全くのファーストトライにして華麗に決めてしまわれた。 衝撃を受けつつも、もしや今となっては簡単なのでは?と思い僕も気合十分取り付くが例の右手が取れない...。続く橋本のもっちゃんも苦戦。身長だけが取り柄だったはずのルーキー周の成長を感じた。とはいえ身長があるほうが楽な課題だと自分を励まし、5,6トライ目にしてやっと完登。周のスタートから1つ下のホールドから始めたので僕の勝ちです。残念ですね周くん。もっちゃんはやはり右手取りで苦労しているので忍者を落とした我々は隣の「こども返し」初段を触る。見たところ初手のランジ(足が残るのでデットか)が核心らしく、2人でひたすら飛ぶ。すぐに手がかかるようになったが中々止められず指が痛い。10トライほどした後だろうか、周が初手を止めそのままサクサクと最上部まで手を進めこれは完全に先を越された!と思った途端、何故かよく分からないところで落ちる。その後初手は毎度難なく止める周だったが3手目のランジが上手くハマらず苦戦。隣で蟹(三段)をやっていた人も参戦し、3人でひたすら飛ぶ。そして徐々に精度を上げていた僕の指がついに初手を捉える。その後は周の残念トライそのままに登り進めトップアウト。いただきました。 その数トライ後に周、そして蟹の人と続き溢れ出す優越感。今回も僕の勝ちです。しかもトポには「身長差が出る」と書かれているではないか。全くの完全勝利です。残念ですね周くん。修行が足りません。もっちゃんは例の右手を止め始めるも上部のジャムに苦戦。徐々に疲れが見え始める。ここで先ほどの蟹の人がこども返しで苦戦していたということは僕も蟹いけるんじゃ...と思い始め、畏れ多くも触ってみる。一手一手も悪く指と肩の持久力が必要とさせるが不可能ではないように感じた。打ち込む価値は充分にありそうだ。 もっちゃんは数十トライほど忍者返しを打ち込んだだろうか、ムーブはほぼ解決したが疲れが出てきたため今回は敗退。でも次回来た時にはサクッと登れるんじゃないでしょうか。 気持ち悪い顔(小声) その後はロッキーボルダーに移動し「エゴイスト」初段をチェックするが、前傾して日陰となったその岩の威圧感に圧倒され逃げるようにピンチオーバーハング岩へ。狙いはランジ一発課題の「ピンチオーバーハング」初段。オーストラリア人ぽい人がトライしていて割に簡単そうに見えたが取り付いてみると左手ピンチが意外と悪くランジが出づらい上に中々遠い。数トライして僕は川を見つめるタイムに入ってしまった。「身長差が出る課題」だったが(トポに、トポにそう書いてあるのだ)橋本大和田巨人ペアも結局敗退し、帰国初岩が幕を閉じた。 次回までにやるべきことは左手ピンチのトレーニングと、個人的には蟹を打ち込む為の指先持久力強化でしょうか。これがしばらく目標となって自分の力を押し上げてくれることを期待。二段くらいは登れてもおかしくないはずだと自負しているので蟹は極めて限界に近い良い課題ということになるだろうか。今回に関しては御岳の金字塔的課題と初段をワンデイで落とせたので満足(忍者返しは前に一度触ったことがある)。そしてとりわけ周の強さに驚いた。初段どころか1級も落としたのは今日が初とのことだったが充分その力はあるように感じた(実は僕もむこうで初段を落としましたが1級は初めてです)。同じくらいのレベルの人と部内で競い合えるのは非常に嬉しい。もっちゃんも正直忍者返しはまだまだ早いんじゃないかと思っていただけに成長を感じた。何度もトライする姿勢も大事。岩は触った分だけ強くなります。僕はそう信じている。 最初は久々の岩に気負っていた気もするが、僕としてはあくまで落ち着いた心で、いわば瞑想的に登ることが理想です。そして御岳が気が付いたら自分の庭みたいになれば良いなと(別に御岳じゃなくてもいいのだけれど)。 留学を終えても将来の展望は全くと言っていいほど無いが、とりあえずこれから岩や沢や山が待っていると思うと喜びが抑えがたいですね。どうせ先の事なんて考えても誰にも分からない。僕が向こうで得たのはある種の諦観と楽観と言えるかもしれない。いずれにしてもしばらくは山だけを考えて生きていければそれで良いでしょう。 ・追記 新入生はまだ会ってない人がほとんどですが僕と話すときは出来ればタメ口でお願いします。敬語はあまり好きではないので。中々難しいとは思うけれど。まぁもし僕に抑えきれない程の畏怖の念を感じてしまったなら仕方ないですね。敬語を使ってもらって構いません。では。 |
by tmualpine
| 2018-06-15 21:48
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