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2018 3/6-8 八ヶ岳東面~西面バリエーション

メンバー:内田、小林、佐久間、山田(記)

今回は私の最後の山行であるためブログを書かせていただきます。
ブログの最後にこの山行を終えての総評、山行についての問題点、およびそれに対するコメントを書きますので、これからの山行にぜひ生かしてください。

今回は八ヶ岳東面から行者小屋に抜け、行者小屋をベースに西面をいくつかやる予定で山に入った。
結果的には3日目の朝より天気が崩れたため、以下のルートのみトレースした。
3/6-7:赤岳東稜(全員)
3/8:赤岳南方リッジ(内田、小林)、赤岳主稜(佐久間、山田)
3/9:大同心南稜2ピッチのみ(内田、山田)

今シーズンは八ヶ岳全域で雪が少なくルートのレベルはいくらか落ちていることが推測される。

3/6
サンメドウズ清里スキー場上の林道から出発。
雪がグサグサで進みにくい。
林道から真教寺尾根まではトレースがなくラッセルとなったがコバとクマが頑張ってくれた。ありがとう!

e0009437_23012573.jpg
牛首山を過ぎてからは八ヶ岳が見えかくれ。高まる。

最後の急登前のコル(2300m付近)で幕営。

3/7
赤岳東稜登攀後、赤岳西面のルートに取り付くことをもくろみ3:00起床。
2500m 付近から北側へ抜ける踏み跡をたどり赤岳東稜のある尾根へ。
一つ尾根を乗越し大きめの谷を横断する。赤岳東稜尾根南側の谷には複数の供給源から供給されたデブリが堆積していた。
しかし、7日の朝は十分に冷え込んだこともあり地面はクラストし崩れる危険は少ないように思えた。
雪崩に用心しつつ谷を渡る。

第一岩稜は左から巻き、最後はルンゼを登り尾根へ。ロープは出さなかった。
e0009437_23132183.jpg
第一岩稜取り付き付近のイケメンこば
e0009437_23151545.jpg
まさに海のような雲海とイケメン
e0009437_23151272.jpg
雪稜上のイケメン

残念ながらもう一人のイケメンの写真はないようだ。残念。
第2岩稜は左を巻き最後は2俣のルンゼにでる。手前のルンゼを登ったが、奥の方が簡単だったのかもしれない。
最後の草つきがいやらしいがロープは出さなかった。ここはロープを出すべきであった。

ここから山頂はひたすら尾根をあがり、時にハイマツ上を歩く。雪が少ない。
赤岳山頂はほとんど風はなくバリエーションに胸が高まる。
赤岳頂上山荘横に幕営道具をデポし赤岳主稜および赤岳南稜リッジに取り付く。
雪がなくて割と残念だが気を取り直して登り始める。
間3ピッチほどはロープをしまって歩くことに、、。ぜひ雪のある時に来たい。

e0009437_22494043.jpg
右下が赤岳主稜1ピッチ目

主稜の登攀中他の2人の登る姿が見える。
快適。
この日は登攀終了後時間との兼ね合いもあり行者小屋でぐたぐた。
コバが岩に登りたすぎてムラムラ。
くまの夕飯のどんぶりシリーズとワンタンスープが激烈にうまい。
早めに寝る。

8日
3:00起きで小同心へ。
赤岳鉱泉でデポし、とりつきへ。
とりつきにつくと風が強くなる。
2年生コンビは小同心クラックへ。
我々は大同心南稜にとりつく。

e0009437_22480419.jpg
風の小同心
岩を登りつつ、小同心クラックへ行った2人が気になる。
1ピッチ目は階段。2ピッチ目はピリッと辛いトラバース。
2ピッチ目リードは流れが悪くなりがちなので注意。
3ピッチ目に行こうとした瞬間2年生コンビから下山するという合図があり、われわれも降りる決断をする。
雪がついてたらもうチョイ面白そう。
残念だが、また来ようと自分に言い聞かせ下山。

7年あっという間だったが、最後に後輩に連れられて岩と雪の八ヶ岳に来れて本当に幸せでした。
これまで大勢の方にお世話になりました。OBの方々、先輩型、同期、後輩のみんな。
私に山という場所を教えてくれてありがとうございました。
また、全ての出会いに感謝します。
みんなまた山いこっ!!(^^)


総評
3人とも体力・登攀力ともに非常に素晴らしいと感じた。
また、赤岳・小同心までのルートファインディング、読図力にも問題は見られかった。
しかし、問題はそれ以外のところにあると感じたので、それらについてコメントをする。

問題点とそれに対するコメント
1、緊急時の対応
具体例①:赤岳東稜第2岩稜ルンゼ登攀時1名が足を滑らせ滑落。
後続1名が受け止める形で停止。
原因:①ロープを使用しなかったこと②簡単に登れるルート取りをしなかったこと
対応策:①己およびパーティの実力を把握しロープ使用の有無を判断すること②前を進むメンバーがもっとも簡単であると感じたルートを登ること
コメント:この事故は運が悪ければ死につながる事故であったと感じている。
ロープを出さないという判断をしたトップを歩く者、その判断を受け入れた全ての者に責任があることを自覚して欲しい。もちろん私もその1人である。
また、赤岳東稜核心ピッチにおいてサブリーダーがトップを歩いていなかったことも判断を鈍らせた原因かもしれない。

具体例②:赤岳西面登攀終了後下山中、1名が谷川の足を取られ転倒、滑落。2mほど落下後深い雪により停止。
原因:①簡単に降りられる登山道からはずれていたこと②踏みあとから一部外れて場所に足を踏み出したこと
対応策:①常に安全に降りられる道を吟味して道を選択すること②踏みあとから外れないこと
コメント:この事故についても運が悪ければ死につながる事故であったと感じている。
チーフとしては下山中の滑落はロープを出していない限り対応することが困難である。
この事故の発生は登攀後の休憩直後であったため、本人を含め全員が一部歩行に対し集中できていなかった部分があるかもしれない。
個々人のモチベーションはもとより、休憩直後の声かけが必要であったかもしれない。

今回は2度も大きなアクシデントが起きた。
一番の問題点はこのような事故が起きていながらこれらの事故に対してのディスカッションが行われなかったことである。
これらの事故に関しては非常に重く受け止め、もう一度その原因について再考してほしい。

2、パーティ行動
具体例:赤岳東稜第2岩稜ルンゼ登攀時1名が他のメンバーとは異なるルンゼの登攀を始める。声掛けによる意思の疎通から最終的には全員同一のルンゼを登攀。
コメント:特に登攀中では全員同じルートを登るルールとなっている。その理由は主に2つある。
①チーフの目の届かない場所でアクシデントがあった場合対応できない恐れがあること
②1名のみでの登攀では基本的にロープが使用できないこと

3、その他
これ以降は気づいた点を列挙する。
改善を試みるべき点であると考える。
①パーティの役割を意識した歩行順序の構成
②ロープ未使用の登攀中の振る舞い
③登攀時のガス、バーナー、コッヘルの不携帯

6日
1100スキー場発-1400牛首-1600(2300m)
7日
0300起床-0430発-0500(2500m)-
0530大門沢トラバース-0615第1岩峰-
0800赤岳0830 -0900文三郎トラバース-1145赤岳1330 -1430行者小屋
8日
0300起床-0430発-0630大同心基部-0800敗退-
0900赤岳鉱泉発-1100美濃戸口


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by tmualpine | 2018-03-09 23:48 | 雪山 | Comments(0)
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