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山岳部では縦走・クライミング・沢登り・雪山など四季を通じて様々な活動をしています。
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2018 2/20-23 八ヶ岳西面バリエーション

メンバー:内田、小林(記)
日程:
2/20 1130美濃戸口-1400赤岳鉱泉-1500石尊稜偵察
2/21 0430起床-0600出発-0625中谷乗越-0700下部岩壁取付-0900日ノ岳稜線-0945赤岳-1020主稜取付-1220赤岳北峰-1345行者小屋-北西稜偵察-1420行者小屋-1445赤岳鉱泉
2/22 0430起床-0600出発-0630行者小屋過ぎ一般道分岐-0700露岩-0730小ピーク-0800取付-0930摩利支天
-0945阿弥陀-1015行者小屋-石尊稜取付-1345石尊峰-1410地蔵尾根-1510赤岳鉱泉
2/23 0500起床-0700出発-0900角木馬(アイス)-1100美濃戸口

赤岳鉱泉に定着して八ヶ岳西面側のバリエーション(阿弥陀北西稜、赤岳主稜、中山尾根、石尊稜)を登ってきた。

2/20
茅野駅に集合して美濃戸口までタクシーで。そこから赤岳鉱泉までは退屈な林道歩き。しかも今回は2人なのに使用可能なテントがV6しか無かったので荷物がめちゃくちゃ重い。案の定赤岳鉱泉に着く頃には、かかとの皮が無くなっていた。しかしV6に2人は普通の山行には戻れないくらい快適であった。石尊稜の取付を確認しに行くとトレースがくっきり。取付きからは大同心、小同心が綺麗に見えた。
2018 2/20-23 八ヶ岳西面バリエーション_e0009437_14480491.jpeg
小屋に戻り明日から登るルートの資料を見ながら作戦会議をし、テントに戻り自分が持って来たカレーチーズリゾットを食べて就寝。

2/21
朝起きると風はないが曇っていた。棒ラーメンを食べて出発。この日は中山尾根のみを登る予定。中山乗越からロープをくぐり尾根を登っていく。トレースはくっきりで30分程で取付に到着。
2018 2/20-23 八ヶ岳西面バリエーション_e0009437_15084379.jpeg
後ろから別パーティーが来ていたので急いで準備し取付く。1P目(内田リード)はウッチーさんの提案で右の凹角ではなく少し難しい正面の垂壁から登る。1ピン目にクリップした後がかなり難しく、ここで落ちる訳にはいかないのでグローブを外して本気のトラバース。なんとか右の凹角に逃げ込んだ。2P目(小林リード)は左に回り込む形で雪稜に乗り上げる。立ち木でビレーを取った。そこからコンテで上部岩壁へ。3P目(内田)は核心と思われるかぶり気味の凹角。しかしスタンスがしっかりあるのでステミングをすることで安定して登れた。そしてそこから再びコンテでピナクルの基部まで登る。4P目(小林)ピナクルを登り終了点へ。そこからバンドにそってトラバースすると縦走路に合流。まだ午前9時だったのでこのまま赤岳主稜も登ることに。赤岳を登り文三郎尾根の途中でトラバース。トラバースでは雪が締まり雪崩の心配ないのでロープは出さなかった。1P目(内田)は有名なCSを超えて右上するピッチ。ロープの流れが悪すぎてロープが全然引かれなかった。2P目(小林)は中間の岩場までサクサク登る。そこから上部岩壁までコンテ。3P目(小林)はここらあたりから機械的にのぼっていたのであまり記憶が無い。
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4P目(内田)を登り終了点へ。そこからがれ場を登り赤岳山頂へ。主稜と言いながらごちゃごちゃしたルートだった。文三郎尾根を下り、行者小屋に荷物をデポして北西稜の偵察。案の定トレースがばっちり。明日中に全てを終わらすことを決意する。赤岳鉱泉に戻り、昨日同様作戦会議をしてテントに戻る。ミートソースパスタを食べて就寝。

2/22
この日はテントを出ると月が見えた。快晴の予感。一般道から北西稜の取付きまではトレースをひたすら追うのみで1時間程で小ピークに到着。
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上部岩壁が威圧的にそびえる。小ピークを右から巻き第一岩壁取付きへ。
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1P目(小林)はトラバース。資料には40mと書いてあったが一瞬終わった。ビレイ点は枯れ木を使った。2P目(内田)草付きを直上して第二岩壁基部へ。手のホールドがあまり無くかなり痺れるピッチだった。
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3P目(小林)はまたしてもトラバース。とてもⅣ級とは思えないくらい簡単だった2P目の方がよっぽど難しく感じた。4P目(内田)はこのルートのハイライト。このピッチをやるために八ヶ岳に来たと言っても過言ではない。事前にアブミは使わないことにしていた。まず一段上がりバンドを右へ。そして手掛かりが全く無いスラブをアイゼンの前爪で立ち込みアックスをクラックにねじり込みながら登って行く。ふくらはぎが限界を迎える前に次の足を決めて素早く登らなくてはならないので頭をフル回転させる。ウッチーさんはリードということもあり一瞬ヌンチャクに触れたが落ちずに完登。自分はフォローだったのでフリーで登れた。久しぶりに全力で立ち込んだらやっぱり足が震えて落ちそうになった。この癖はどうにかしたい。達成感に浸りながら阿弥陀山頂へ。山頂は360度晴れ渡り、南、中央、北アルプスすべてを臨むことができた。
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雪が安定していたので中岳沢を下る。途中カモシカとすれ違った。
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行者小屋を経てそのまま石尊稜の取付きまでノンストップで登る。1P目(内田)は少し難しい右側のラインを登る。ロープの流れを考えて短く切った。このラインが岩がめちゃくちゃもろい。これを結構面白いと言いながらリードして行くウッチーさんは流石です。持っていたガバが根元が剥がれるなどフォローですらかなり痺れた。2P目(小林)は残りを登る。ロープをしまいただただ長いだけの雪稜を登る。3P目(小林)は凹角からリッジを登りピナクルでビレイ。4P目(内田)は絶対ロープいらないだろと言うくらいのピッチ。石尊峰に抜けて縦走路に合流。達成感よりは疲労感が強い。やはり2日で4ルートは疲れる。地蔵尾根で行者小屋に下り赤岳鉱泉へ。この数日で中山乗越を何回超えたことか。小屋で記録を整理して、その後は次回はどのルートを登るかを本を見ながら検討しテントへ。夕食はカレー飯とクリームパスタを食べて就寝。

2/23
朝はゆっくり準備し下山。バスまで時間があるので美濃戸口近くの角木馬でアイスクライミング。
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途中通りすがりのアイス用アックスにモノポイントアイゼンのいかにも強そうな女性クライマーから登り方などをご指導いただいた。アックスを打つときは肩から動かすと良いそうです。時間ギリギリまで登りバスに乗り茅野駅に。駅そばでお腹を満たし帰京。

今回の山行は3日で4ルート登る計画であったが天候などに助けられ2日で4ルート登ることが出来たことや、自分自身初めてのアイスクライミングを出来たことなどから非常に充実した山行となった。また多くのルートを登ることによりロープワークのスピードアップも出来、岩に数ミリ窪みがあればアイゼンで立ち込んでいける自信もついた。ただ登攀中はほとんど空身で行動していたにもかかわらず、ロープを持っていたウッチーさんより疲れていた自分の体力の無さは否めない。ウッチーさんの体力が化け物級なのかもしれないが。もっと自分はトレーニングして行くべきだと強く感じた。今後も八ヶ岳に通い、もっと登攀力をつけてよりレベルの高い冬山縦走ができるようになりたい。







by tmualpine | 2018-02-24 11:08 | 雪山
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