2018 2/5-8 中央アルプス主脈縦走(木曽駒ヶ岳-空木岳) |
・メンバー:内田(記)、小林、橋本、大和田 ・行程: 2/5 0950駒ヶ根駅-1120千畳敷-(順応)1200-1300浄土乗越-1400頂上山荘(幕営)-1520木曽駒ヶ岳-1540頂上山荘 2/6 頂上山荘0710-0800宝剣岳-0900極楽平-1030濁沢大峰-1210檜尾岳-1240檜尾避難小屋 2/7 檜尾避難小屋0700-0720檜尾岳-1000熊沢岳-1130東川岳-1220木曽殿乗越(休憩)1300-1420第1ピーク-1500空木岳-1520駒峰ヒュッテ 2/8 駒峰ヒュッテ0630-0930小地獄-1030大地獄-1420タカウチ場-1530登山口 *8日に南駒ヶ岳と越百山を越える計画だったが、体調・燃料などを懸念して池山尾根から下りた。 厳冬期のアルプスを縦走しに、中央アルプス(木曽駒ヶ岳-宝剣岳-檜尾岳-熊沢岳-空木岳)に行ってきた。 5日 駒ヶ根駅からバスとロープウェイで千畳敷(2612m)まで快適に高度をあげてしまった。 楽しみにしていた千畳敷カールは真っ白でなにも見えなかった。 2日間で20cm以上積もったらしく,トップを変えながらラッセルしていく。 中岳を越え頂上山荘のわきにV6を張り、木曽駒ヶ岳へピストン。寒いし真っ白なのですぐテントに戻った。 こばの体長が悪く(高山病?)、明日の下山も覚悟する。 6日 風は強く天候は良くなかったが、続行した。テント内でも気温は-10℃を下回っていた。 宝剣岳が核心だと考えていたが、ルートを選べば難しいところはなかった。場所によっては鎖も露出しロープは使用しなかった。 コンパスと地図を頼りに檜尾岳を越えて、避難小屋に到着。 天候は悪く-22℃、風速20Mほどだったため、厳冬期を満喫し、凍傷になりかかるメンバーが見られた。 中でももっちゃんの手の中指が凍傷で紫色になっており、お湯で温めた。 夕食はこばのトマトリゾット。定番にしたい 7日 この日も6日と同様の天気だった。 檜尾岳から熊沢岳はこばがトップ、熊沢岳から東川岳はもっちゃんがトップをやった。 地図上でお互いに確認したり、きわどい場所のルーファイも的確で頼もしかった。 東川岳の標識には超巨大なエビのしっぽ 木曽殿乗越に下る途中、白い景色のなか黒く大きな空木岳がうっすらと見えて絶望し、避難小屋で休憩した。 空木岳は第1ピークは夏道に沿って標高を上げるので問題はなかったが、頂上直下からミックスや雪壁がでて緊張感があった。 ここでは2回くらいロープを出すべきだったかもしれない。 空木岳から駒峰ヒュッテは完全にホワイトアウトしてしまったが、コンパスで確認してたどり着き、入り口扉の雪を掘り玄関部分をお借りした。 計画では南駒ヶ岳と越百山を越えて下山だったが、凍傷部の心配・予備日2日にしてガスは1個+のみ・これまでの天候での消耗から池山尾根から下山することにした。 8日 下山日にしてはじめて晴れたのが悔しかった。 歩いてきた主脈のモルゲンロート 樹林帯に入ると雪の量が多く、小地獄では25mの懸垂下降、大地獄ではやせ尾根で緊張感があった。 マタナギを過ぎたあたりで赤テープとルートを見失ったのもきつかった。 池山の位置から現在地を予測し沢までおり、ササ付きの急登をのぼり、尾根の登山道にでて高速下山をした。 今回の山行は、厳冬期らしい風と寒さを体験できてよかった。 岩と雪のミックス登攀も、アイゼンとアックスをうまく使えたと思う。 ロープは懸垂下降のみで登攀には使わなかったが、もっと出したほうが良かったと反省。 こばともっちゃんは本当に頼りになったし、1年生ながらついてきた周も強かった。 厳しいところもあったけど確実にレベルアップしているので、もっと山の幅を広げていきたい。 |
by tmualpine
| 2018-02-13 15:58
| 雪山
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