府大戦八ヶ岳縦走 |
日程:2017年7月7日~7月9日 メンバー:M2 江村 B4西村 B3安田 B2高橋 坂本 黒木 B1 平松 劉 木村(記) 難波 岸 高安 以上男女比1:1という山岳部としては驚異的なメンバーで八ヶ岳を縦走しました。 (ブログをグダグダ2週間かけて書いていたので時空が歪んでいます) 〇1日目〇 白駒の池15:30,ニュウ17:00,黒百合ヒュッテ1830,就寝2030, 〇2日目〇 起床5:00,出発6:00,東天狗8:00,根石岳8:40,夏沢峠9:40,硫黄岳10:50,横岳12:40,赤岳15:10,キレット小屋16:50,就寝20:00 〇3日目〇 起床4:45,出発6:00,権現岳7:50,青年小屋9:50,編笠岳10:15,青年小屋10:50,押手川11:50,雲海12:40,観音平13:50 今回は初日の行程が2時間程度だったため、早起きが得意な人は先に登りテン場を確保。苦手組は上記の時間での出発となった。当方5月以降1限の存在を消している。よって後発組となったので、テン場までは後発組の情報となる。 茅野駅から白駒池までバスを使ったのだが、暖房が作為的につけられていた気がする。とにかく暑くメンバーは体力を消耗。更に池周辺の道が非常にぬかるんでおり、萎え気味でのスタートとなった。 …と思いきや、にゅうに着いた途端岩場と2000m越えの景色にメンバーのテンションは爆上げ。各々「トプ画撮るわ!!!」と写真撮影タイムに突入。虫に可愛らしい悲鳴を上げつつも勇姿を見せてくれた坂本先輩。 その後は黒木先輩と私の声真似大会が始まりルンルンでテン場に着いたのだが、先発隊のメンバーが高山病で体調を崩して真面目な雰囲気だったため非常に気まずくなってしまった……。空気の読めないニャースとソーナンスで本当に申し訳ない。 晩御飯は1年女子が担当、カレーうどん。 初めての食事当番の割には上手く出来たと思うが、とにかく人参がありのままの姿で噛みごたえ満点だった。新潟で育った難波氏は自然派らしかった。 黒百合ヒュッテはトイレも綺麗で水場も近く洗面所も室内にあり、とにかく快適に過ごすことが出来た。 7月7日ということもあり天の川を1番楽しみに登った当方であったが、満月が煌々と輝いており星は見えず……。次は月齢くらいは確認しようと思う。潔く諦めて、居心地のよいテントで安らかに眠った。 2日目は5時に起床。高山病だったメンバーも回復しており、予定通り12人での山行が続き、また早朝の稜線歩きが楽しすぎて喜びが溢れる。 登りは皆順調に進み、東天狗硫黄岳横岳と快活にピークを踏んでいった。 時期がよかったため、道中コマクサやウルップ草などの高山植物が咲き乱れていて非常に楽しい山歩きだった。 地上にいる時には花になど目もくれず自転車で大学まで疾走している当方だが、今回は疲れも忘れ花に夢中になってしまった。どうやら3000mの酸素の薄さで心の汚さが浄化されたらしい。覚えたての花の名前を口ずさみながら先へ進む。「コイワ↑カガミ↑~」 とは言え、この日はかなりの長丁場。赤岳に着く頃には起床から10時間が経ちメンバー達もかなりお疲れの様子…。 しかも下りは険しい岩場が続き、下山が苦手な女子たち大苦戦・・・。 ルートも岩に印がつけてあるものの、角度的に見えづらかたりでルートを取るのにも苦戦・・・。ここでコースタイムを大幅に下回ってしまい、日没までにキレット小屋に辿り着けるか微妙に・・・。 疲労とタイムの焦りからメンバーの口数も減り沈んだムードになりながらも、なんとかメンバー全員無事に小屋に着。 そして!!!!!なんと晩御飯は!!!!!! 大翔先輩が用意してくれたちらし寿司!!!!!!!なんと蟹缶と錦糸卵付き!!!お味噌汁までありました!!! 疲れ切った体に日本の伝統が染み渡りました。ビバNIPPON!!!! しかも江村さんが2日間歩荷してくれてた、フルーツ缶でなんとフルーツポンチまで!!!!疲れた体がよみがえる!!! ...と思ったものの、V6を張れるスペースがなく斜面での睡眠となり疲れは残った。 ふかふかの布団で寝たいとは言わない。せめて平地で寝たい・・・。山岳部の望みは、とてもとてもささいなものである。 最終日は起床した瞬間から、脳の半分はお風呂のことで埋め尽くされていた。真夏の3日目。お風呂だ、お風呂に入りたい…。そう思いながら、最終日の行程を進んでいく。 そうだ、ここで忘れてはいけない。坂本先輩が2日間24個ものサッポロラーメンを歩荷してくれていたおかげで、私たちは素晴らしい朝食を摂ることが出来たのだ。ご飯が美味しいは正義。幸せ。ただ水場の水の出が悪く、500ml溜めるのに10分ほどかかる状況下だったため水を節約し汁なしラーメンに。 この日は比較的歩きやすい道で始まったが、突如現れた長い長いハシゴに驚き。上りだったからいいものの、下りだったらここであの世に分岐する部員が数名出た気すらする。 しばらくして権現についたが、部員達は元気。すでにお風呂に気持ちが半分くらい浸かっていたからかもしれない。 ただその後の編笠山は疲れもあったので余裕のある人だけデポして行こう!ということになったのだが、ほぼ全てのメンバーが結果駆け足で登っていく事態に。最終日のテンションの上がり方は最高。 編笠からはこの3日間で踏破した山々がグルリと見渡せて、達成感に浸りながら江村さんが持ってきた怪しげなお菓子を堪能することが出来た。 …のだが、今年は気温が高かったためか異様な数の蜂とアブがメンバーに襲いかかった。 当方全身黒ずくめだったため、蜂だかアブだかに3回刺され疲労困憊。次は全身パッションピンクでも着ようと思う。 元々虫が苦手ではなかったのに、すっかり恐怖心がついてしまい下山中は坂本先輩と私の悲鳴が響き渡っていた…。 そんなこんなで最終日は天候もよくサクッと下山。 (決して面倒くさくなったわけではない) 部員たちは共通の趣味を見つけ話を弾ませながら下山したので、本当に秒で時間が過ぎ去ったのだ。 そして念願のお風呂に浸かり、下界の素晴らしさ、文明の発達の重要さを噛み締めた。 帰りの電車では江村さんが持っていた(一体彼はどれだけの食料を歩荷していたのだろうか)小魚などを頬張りながら楽しく帰宅することが出来た。 おさかなくわえた山岳部1年girl'sをもって、今回は締めとさせて頂きたい。(お風呂上がりなので文明の利器・snowの発動を許してください。文明最高) 長文、お付き合い頂きありがとうこざいました!
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by tmualpine
| 2017-07-23 20:41
| 縦走
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