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山岳部の様子
by tmualpine
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TMUAC 首都大山岳部とは
創部1950年
山岳部では縦走・クライミング・沢登り・雪山など四季を通じて様々な活動をしています。
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201612谷川岳雪上訓練

○日程 2016年12月16日〜18日
○メンバー OB:森山 4年:土屋 2年:安田、王鞍(記) 1年:小味山、佐久間、小林、町田

二週間前に早稲田の山岳サークルで学んだ方法を参考にし谷川岳天神平スキー場付近にて雪上訓練を行った。

16日:終電で土合駅へ。すでにしっかりと積雪があったので次の日の荒天中のテント設営を考慮し、土合橋付近で強風の中テントを立ててみる。予想通り時間がかかり、11時ごろ就寝。

17日:0530起床。朝も時間がかかり、0730頃ロープウェイ乗り場近くの登山口に着くも一度ルートを間違え、その後スキー滑走路の田尻沢コースと思われる道を登る。トレースはなく雪も多かったため西黒沢二俣手前で引き返し文明の利器を使うことにした。
201612谷川岳雪上訓練_e0009437_10492555.jpg
0930天神平に降り立ち、一応時間は予定通り、、。
降り口でお会いしたもんとけん講師の長岡さんから、ザックカバー付けたまま登ると滑落した時止まれないよ、とアドバイスを頂いた。うむ、なるほどそれは考えていなかった。
降り口から田尻沢ノ頭までのトレースは雪訓の人々で渋滞状態だったのでラッセルで上がる。初めてのラッセルと言えるラッセル、気持ちいい。
ちょっとした吹雪の中、ピーク付近の緩斜面の木の裏にテントを設営し、弱層テスト。12時ごろに森山さんと合流し、田尻ノ頭の北東斜面でラッセルとアイゼン歩行、滑落停止を学ぶ。
201612谷川岳雪上訓練_e0009437_11044017.jpg
みんな頑張って滑ったり転んだり倒したり飛んだりしながら肩制動の形へ持っていくが、普通に雪で止まる。トレース沿いはかろうじて滑れたかなぁ。
その後同斜面でザックを埋めてビーコン捜索。1度目は5分、2度目で3分で救出ということでまずまず。

16時ごろテントに戻りV6で夕飯を作りながら反省会。その日の問題点を疑問点を炙り出し、全員で意見交換。これは毎回の山行で毎日やったほうがいいね。
その他色々楽しくおしゃべりしたが標高が高くなるにつれて俺の頭はおかしくなるらしくよく覚えていない。
2030就寝

18日:夜中から朝まで吹雪いていて、目が覚めたら・・・テントが縮んでしまっていた!
201612谷川岳雪上訓練_e0009437_11472295.jpg
7時半からスノーバー、デッドマン、ピッケルで支点構築をした後、スタンディングアックスビレイ。前の週の事前研究で首都大の林の中でスタカットを練習したのでスムーズに訓練が行えた。
1時になったら引き返すという条件でテントを担いで10時に谷川岳へ向けて出発。11時前に熊穴沢避難小屋でテントやロープをデポ。トマの耳まで登山客で渋滞した道を行く。空は快晴だが谷から吹き上げてくる強い東風が冷たい。
201612谷川岳雪上訓練_e0009437_11460244.jpg
1230トマの耳
201612谷川岳雪上訓練_e0009437_11463888.jpg
肩ノ小屋を見学してからさっさと下る。途中まっちょのアイゼンが合っていないことに気づくが、今朝こみとアイゼンを取り違えたらしい。下りは風がぴたりと止んで、とても暖かかった。午前中吹き上げていた東風の正体はなんだったのか、、谷風にしては強すぎるような気がしたが、詳しい人がいたら教えてほしいです。

1430に天神平に着き、文明の利器で下山。ダラダラしていたら15時34分の電車に間に合わなくなってしまったので前日の田尻沢コースでコンティニュアスの体験をすることに。森山さんはバスにてここでお別れ。
あまり時間がなかったのでザッと説明して一人ずつ滑落するパートナーを止めてみたが全員道連れで死亡。仕組みと出来ないことが分かっただけでも良かったのではないでしょうか。

帰りの電車で反省会をして、解散。

朝の準備の遅さなど多々問題点はあったものの、全体としては予定通りに訓練を終えることが出来た。雪が無くても出来ることは山行前に事前に一通りやっていたことで当日上手く機能したように感じた。こうした訓練方法は来年の参考にできるように詳しく残し、年々質を高めていくことができるはず。

森山さん、わざわざ遠方まで教授いただきましてありがとうございました!


by tmualpine | 2016-12-19 10:01 | 雪山
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