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南アルプス深南部縦走

日程:2013年2月15日~2月21日(6泊7日)
メンバー:森山(4年、記)、山田(2年)、小野瀬(1年)、椎名(1年)

【ルート】田代~大無間山~三方嶺~大根沢山~信濃俣~光岳小屋~茶臼岳~畑薙ダム

2月冬山合宿として南アルプス深南部を縦走してきました。
1週間ほどの長期雪山縦走を目的として、人のほとんどいなさそうな光岳よりも南部から入山・縦走することにしました。三方嶺から光岳小屋付近までバリエーションであり、易老渡からの光岳ピストンのルートは林道工事のため、今シーズンは入山者がおらず、これはチャンスとこのルートに決めました。

1日目:(アプローチ)~田代~小無間小屋
9時02分に静岡県金谷駅に集合。みんな5時には自宅を出発して大変だったね。でも、だれも遅刻せず無事に出発できました。
金谷駅からは大井川鉄道、井川バスを乗り継いで、13時40分頃に登山口のある田代に到着。天気予報の通り雨が降り始め、レインを装着して出発。
14:00 出発
南アルプス深南部縦走_e0009437_9382185.jpg

標高を上げるにつれて雨は徐々に雪に変わっていきました。この日は、見事なほどに無風で、順調に進んで行きました。しかし、予想以上に小屋までが長く、小屋に到着することには19時になり、日は当然落ちて、初日からヘッデンでの行動となりました。雪の量は多くて膝下ほどで、ラッセルは特に問題ありませんでした。

しかし、1年小野瀬の調子がわるくなり、食後に薬をのみ、とりあえずバリエーション手前(三方嶺)までは様子を見ながら予定通り進むことに。
1,2年生は雪山小屋泊まりは初めてだったので、小屋泊の快適さに驚いていました。

2日目・小無間小屋~小無間山~大無間山~三方嶺手前平地BP
6:30 日が顔をだしてから出発
多少の風はありましたが、ワカンをつけて順調にP3,P2,P1を越えて行きました。小無間山への登りにある大崩落地からは、気持ちのよい景色が見られました。
南アルプス深南部縦走_e0009437_1053064.jpg

南アルプス深南部縦走_e0009437_10574.jpg

11:00 小無間山到着
そこからは、尾根筋をひたすらに進み、大無間山まで進んで行きました。思った以上に時間がかかり、夏のコースタイムの倍以上かかってしまいました。

16:00 大無間山到着
写真を撮りたかったのですが、私が取り損ねてしまいました。すみません・・・
ということで、三方嶺にむけて再出発をしましたが、時間的に三方嶺までは難しいと考えて、手前の平地で行動を終了しました。

2日目を終えて、小野瀬の状態も良くなり、予定通り縦走を行うことに決定しました。しかし、問題も発生し、小野瀬のワカンが破損。靴を乗せる布部分が切れてしまいました。夜に針金とテーピングで修理を行い、翌日以降に不安もありながら就寝。

3日目:BP~三方嶺~大根沢山~2107mBP
6:10 日の出とともに出発
この日の三方嶺以降はバリエーションルートに突入のため、気を引き締めて出発。

6:40 三方嶺
BPから30分ほどで三方嶺に到着。
南アルプス深南部縦走_e0009437_1017361.jpg

今回のバリエーションはロープが必要な場所ではなく、むしろルーファイの方が難しいという場所だったので、地図とコンパスでルートに注意しながら進みました。実際には青テープが多数付いており、ルーファイに困ることはあまりありまでんでしたが・・・
南アルプス深南部縦走_e0009437_10232214.jpg

11:40 大根沢山
大根沢山までは特に問題もなく無事に到着
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山頂がとてもなだらかな大根沢山からは、ダムへの下山ルートの分岐もあり、山頂付近をウロウロしながら信濃俣方面へのルートを見つけて下降。大根沢山からの下りは長いうえに急坂であり、予想以上に面倒でした。
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途中には雪が積もった状態の岩登りで若干苦戦しながらも無事に通過
(写真は椎名)
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予定では信濃俣までいければベストでしたが、時間的に難しいと考え、傾斜が緩やかな2107mのピーク付近でテント泊。

2日目に修理した小野瀬ワカンは残念ながら、また壊れ、細引きで再度修理。

4日目:2107m~椹沢山~信濃俣~百俣沢ノ頭~BP
6:30 出発
昨日までの好天とうって変わって雪・風の視界不良で悪天候。しかし、森林限界以下の行動予定のため、予定通り出発。

9:00 椹沢山付近(信濃俣)
この付近から、気温が上がってきたせいか、雪から雨(みぞれ)に変化。この雨が積もっていた雪をかなり湿らせてしまい、お昼過ぎにはう山靴内までぬれて、靴下もびしょびしょ。さらにレイン・グローブ内部まで濡れてしまい、まさに我慢の1日でした。

16:00 百俣沢ノ頭付近
体全体がぬれている状態で、何とかバリエーション部分を脱出。この時間では光岳小屋までは到着できないと判断し、30分ほど歩いてテン場をさがして4日目を終了。

16:40 BP
設営したテント内部に4人ともなだれ込み、ぬれた服を着替え、ぬれたものの確認。靴・靴下・レイン・インナー・グローブなど身に着けていたものがほとんどびしょ濡れに・・・
とりあえず、乾かせるものを乾かしましたが、登山靴は乾きそうになく、翌日以降はぬれた靴での縦走を覚悟。さらに、小野瀬のワカンは別の部分の布が切れてしまうなど、不運が重なる。

翌日も悪天候の予報であるため、光岳小屋に入り休養することに決定。そして、寒い中就寝。
(この日は写真を撮っている余裕がなく、ありません・・・)

5日目:BP~光岳小屋
8:00 出発
光岳小屋までは2時間程なので、6時頃に起床して8時に出発。視界は悪かったですが、4日目に比べれば良くなっているので、稜線も見えて迷うことなく進めました。
ワカンの壊れた小野瀬は一人ラッセル状態で進んでおり、大変そうでした。幸運にも1時間30分程で光岳小屋に到着

9:30 光岳小屋
きれいな光岳小屋に入り、テントを張って休養。
相変わらず靴の中はびしょびしょになっており、これからの光岳ピストンは断念し、今後の動きを確認。
翌日は茶臼岳・茶臼小屋に泊まり、翌々日にダムまで一気に下山することに決定。

ということで、日程と比較して予備食を一部食べても大丈夫そうなので、お昼にα米をたいらげる。夜もお米を頂き、とてもゆったりできた1日でした。
また、昼過ぎには小屋付近でヘリがホバリングしており、救助訓練をしているようでした。
小野瀬のワカンについても細引きで再度修理して何とか使えるようになりました。

6日目:光岳小屋~易老岳~茶臼岳~茶臼小屋~横窪沢小屋
7:00 光岳小屋出発
名残惜しくも快適な光岳小屋を出発
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天候は最高の快晴!!富士山も見えてやる気が出てきます。
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ルートは一般路であり、谷筋・尾根筋を通るルートであり、ルーファイに不安がありましたが、問題なく無事に進むことができました。
しかし、今回の山行はトラブル続きで、今度は私のワカンのブレードが壊れてしまい、途中からアイゼンとなって一部ラッセルに。これ以上は時間がかかると、壊れたワカンとアイゼンを組み合わせて何とかスピードアップ。

そして、茶臼岳へのラストスパート
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12:20 茶臼岳
予定よりも1時間近く早く茶臼岳に到着
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茶臼岳から茶臼小屋への下りでは、1年生二人が2人合わせて5回くらい滑る(滑落?)
まぁ、下が緩やかなので勝手に止まっていたのでよかったですが

13:00 茶臼小屋
40分程で茶臼小屋に到着。少し休憩させて頂き、時間があることを確認して、さらに下まで降りることに。
2時間弱で次の横窪沢小屋に到着できる予定でしたが、見事な急斜面で時間がかかり、3時間もかかってしまいました。さらに、トラバースもあり、メンバーが良く滑落しかけていました。(10m位滑落した人もいましたが)

16:00 横窪沢小屋
16時ににようやく到着。明日には確実に降りれる場所なのでみんな一安心です。
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この日は、疲れもあってか滑る人が目立っていました。みんな無事だったので良かったのですが・・・

7日目:横窪沢小屋~ウソッコ沢小屋~畑薙ダム
6:20 横窪沢小屋出発
今日中に帰り、温泉にも入るためには、登山口に10時には着きたいため、少々急ぎ気味で出発。
次のウソッコ沢小屋までの途中で雪が少なくなり、地面も見えてきたため、アイゼン、ワカンをはずして進みました。

7:40 ウソッコ沢小屋
これ以降は沢に沿って峠を越したりと、大きなアップダウンはなく、後は時間との勝負と出発して行きました。

9:00 ヤレヤレ峠
あと、コースタイムで30分程なので、時間にも間に合いそうです。みんなヤレヤレです。
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9:30 茶臼岳登山口
ついに登山口に到着!!あとは2時間の車道歩きで温泉が待っている、ということで早々に出発。
写真は最後の大吊橋
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11:30 白樺荘
バス停のある白樺荘にようやく到着!!!
バスは14時23分と3時間近くあるので、温泉でゆったりとお風呂につかったり、食事を頂いたりと悠々と時間を過ごし、この日のうちに自宅まで帰りました。9時間くらいかかりましたが・・・
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「風呂・食後の椎名」

<山行を終えて>
1,2年生にとっては初めての1週間の長期雪山縦走で、しっかりとやりきってもらえ、強くなったと思います。4日目の雨による装備がぬれてしまったこと、ワカンの破損などトラブルもいくつかありましたが、良く頑張ってくれました。ラッセルは山田を中心に1,2年生がとても頑張ってもらえ、私はとても楽できました。ありがとう。
今後も、長期の縦走を積極にやって、強くなってくれることを願っています。

下山後のことですが、4日目以降のぬれた靴のせいで、私は足が相当やられてしまいました。当分は山は行けそうにないので、部員のみなさん頑張ってくださいね。(4年森山)
by tmualpine | 2013-02-24 12:21 | 雪山
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