ボルトショック |
11/6 池上 あるエリアにボルトが打たれて3本のルートが出来ていた。 しかもその内の一本がクラックに沿っているではないか!!発見した時は衝撃でしばらく動けなかった。 少し右上するクラックに対しその右側を直上する様に打たれているので、クラック横のフェースを登るつもりのものかもしれないが、終了点はクラック真上ドンピシャだ。クラック用にしか見えない。しかもこれは開拓者がナチュプロで登っている。そうでなくとも明らかなクラックを見てボルトを打つとはどういう感覚なのか? 今までボルトの類いは一切無かったし、スタートホールド、スタンスの摩耗も無いし、チョーク跡さえクリーニングをしなくても次来るときには完全に消えているようなエリアだ。まっさらな岩場がこれだけ気持ちいいのかと大好きだっただけに憤りまで感じてしまった。 どうも国定公園らしくボルト打ち自体が御法度のようだが、誰も来ないなら打っちまえというのはクライマーの性かもしれない。クライマーの一人としてそれまで否定は出来ないが、しかし最低限クライミングのマナーだけは共有していて欲しかった。他の2本も大して魅力的には見えず、これからこの岩場にこの程度のルートが増えるとしたら非常に残念だ。 今回のこの感情は、御岳など既に公になっている岩場しか知らなかったら経験することは無かっただろう。各地のエリア問題が身につまされる気がした。 最後に、各終了点には“しの字型”の金具が二つ並んでいたんだけど、こんなの見たこと無い。これはどれだけ一般的なの? |
by tmualpine
| 2009-11-11 22:56
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