爺ヶ岳東尾根~鹿島槍ヶ岳 |
2012/12/30~2013/01/03 メンバー:森山、日高、山田(記)、小野瀬、椎名、 ブログの更新が滞っていてすみません。。テストが明けてようやく正月の山行を更新します。 今回は自分たちとしては少々上のレベルを見据えて、爺ヶ岳東尾根~冷池山荘~鹿島槍ヶ岳ピストン~赤岩尾根下山というルートを目標に山に入りました。 しかし残念ながら今年の正月は大変天気が悪く、爺ヶ岳ピーク直前でホワイトアウトし敗退を決断しました。 来年度の冬にはもっと長期で北アルプスに入りたいです。 30日 信濃大町駅でステビバ。もうすぐお正月だ。 31日 今日は大みそか。。不安だらけの大みそか。。。 というのも、今年の正月は、天気だけじゃなく、クリスマス寒波~暖気~正月寒波ということで雪質的にも問題ありということで。。久々に山が怖く感じる。。。 とはいうものの、雪が少々ちらつく中気分上々で東尾根に取りつく。。。があまりの急登に息が切れる。 行けるとこまで行くことが今日の目標。最初はトレースがあったため着々と標高を上げる。 この日はピーク2近くで幕営予定。 途中点々とテントが張ってあったが、大みそかには下界にいたくない人のようで昼からテントで盛り上がっている。上にはいかないのかい?? ピーク2付近で吹雪が強くなる、そしてトレースがなくなる。。腰程度のラッセルを強いられ雪の中を泳ぐ。 次のピークまではたどり着く前にホワイトアウトのため急いでテン場を探し幕営。。 初めての雪山となった一年生には厳しいのか、顔が凍っている。 テントが埋まらないように除雪をし、飛ばされないようにきちんと防風壁も作って一応やることはやってからテントの中へ。 時間が余る。。 テントを二つ持って行ったので、3回負けたやつが寝るときに移動という罰ゲーム付きでトランプ。。みなトランプを持つ顔がガチ。結局余裕をぶっこいてた日高が移動。。今度は負けたら外でビバークという罰ゲームでやるか 引き続き吹雪は続く 1日 意気揚々と出発 あけましておめでとうございます。と言いながら朝食のモチ入りラーメンを食す。毎回やってもいいのではないかといううまさ。 引き続き吹雪は続く 爺ヶ岳稜線にでる 天気図判読からもここ数日の天気は良くないため、いろいろ悩んだ挙句、この日はテントを残置したまま軽荷で爺ヶ岳をピストンすることに。。 稜線に出るまでふともも程度のラッセルを延々とやって稜線に飛び出す。森山さんありがとうございました。 稜線にでた時は思ったより西風が強くないと安心していたら、その10分後には激しい西風。。台風体勢をあまり教えていなかったが、全員孤高の人を読んでいたため説明は一瞬で終わった。買っといてよかった。。 横殴りの西風の中稜線を行く。。 雪庇に中止ながら稜線を歩く。上に顔を出している木の周りには落とし穴トラップが多数。。 雪庇を踏み抜くよりは・・といってもトラップがあるのをわかっていながらトラップにかかるのはマゾすぎる。 何分歩いたかわからないが、途中稜線をはずし、小さなデブリのような場所に迷い込んでしまう。 稜線でラッセルをするのはおかしいと思い来た道を引き返し登り返そうとしたところでホワイトアウト。 稜線と空の区別がつかない。今まで頼りに歩いてきた木の先っぽも何も見えない。 あと少し、ほんとあと少しのところまできての敗退。。ホントにくやしい。。戻らなければならないことが本当にくやしい。。 途中ツェルトのなかで休憩。日高の足が限界を迎えている。 行きに着けたトレースなど当たり前のようにない。。 テントは埋まらなずに健在。。一安心。。 日高がテントの中で悲鳴を上げている。 この日は時間がないためさっさと飯をくって寝る。 2日 相変わらず吹雪は続く。。 3日の天気が良くなるならば停滞という手もあったが、前の日に書いた天気図からも天気がさらに悪くなることが予想されたため爺ヶ岳への再アタックは断念し下山を決断。 当然のことながらトレースはないため終始ラッセルをしながらの帰路。。 天気が悪いせいかこの尾根に入るパーティは一つもなく最初から最後までラッセル三昧だった。。 死ぬ日高 その5分後の日高 1年生初めての雪山、自分としても荒れた冬山にはあまりいったことがなかったので今回はほんとにいい経験になったと思う。2月末の山行はどうにか成功させたい。 |
by tmualpine
| 2013-01-01 10:39
| 雪山
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